ナノレスト・プロテクト

DSC00372-1.JPGのサムネール画像ナノレストシリーズ

ナノレストシリーズは、最先端のナノテクノロジーをベースにセメント製品や窯業製品、木材等々の各種素材に対して改質・耐久性向上などの性能向上を実現します。


ナノレスト・プロテクト

ナノレスト・プロテクトは、ナノ単位でチューニングされた無機高分子製品。コンクリート製品に塗布することで速やかに浸透し、コンクリート内部に遮水層を形成します。また塗布したコンクリートの表層部は超撥水層となります。「撥水層+遮水層」のダブルプロテクトの効果で、鉄筋コンクリート構造物の劣化要因(水・油・二酸化炭素・塩化物イオン・菌類等々)の進入を遮断することが可能になり、大幅に耐久性が向上します。


ナノレスト・プロテクトの特長

    • 塩害の抑制 塩化物イオンの進入を遮断するため、塩害を激減させます。
    • 防カビ・防苔・防藻 カビや苔類の繁殖を抑えます。すでに発生している箇所への使用にも向いています。
    • 凍結融解抑制 寒冷地での凍結融解を抑制できます。
    • 止水・漏水 壁面や屋上等でひび割れやタイル目地等への水の進入を防止します。
    • 白華抑制 白華(エフロレッセンス)の発生を抑制します。
    • 超浸透性 コンクリートの状態によっては25㎜以上の深さまで浸透します。


施工可能な材質

コンクリート、モルタル、レンガ、セメント系ボード、タイル目地、石材



施工要領  (実際に施工される場合は、より詳しい施工ガイドをご確認下さい)

事前確認: 新設コンクリートに使用する場合は、打設後28日以後に施工を行います。初期強度発現前に塗布すると、成分が表層部分で白く結晶化する恐れがあります。気温は氷点下20℃以上、60℃以下であることを確認して下さい。


周囲の養生:ガラス・アルミ・化粧タイル・樋・手すり・自動車などに付着すると変色する恐れがありますので、必ずビニールフィルム等で養生を行います。


下地処理: 0.3㎜以上のひび割れやジャンカ、爆裂等は補修を行います。


清掃・洗浄:アルカリ洗浄剤を使用し、高圧洗浄機およびブラシ等で施工面のカビや苔などの汚れを除去します。


塗布: ローラー刷毛や刷毛を使用してナノレスト・プロテクトを均一に塗布します。(水等で希釈することはできません。必ず原液で使用します)飽和状態になるまでしっかりと塗布して下さい。2回塗りの場合は、1回目に塗布した材料が乾燥してから行います。


ナノレスト・プロテクトの標準使用量


コンクリート全般

5~8㎡/L

0.12~0.16kg/㎡

150~200cc/㎡

タイル目地

10~15㎡/L

0.064~0.08kg/㎡

80~100cc/㎡


*上記の使用量はあくまでも目安です。施工実施前に試験施工を行い、必要な使用量をご確認下さい。

*石材に塗布する際は材質により使用量は異なります。事前に弊社または代理店までお問い合わせ下さい。



項目

内容

主成分

シリコーン蒸留液(低芳香性)

容姿

1液性

荷姿

25L・4L

色相

無色透明


コンクリート構造物の劣化防止

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塩化物イオンがコンクリート内部に侵入すると,コンクリート内部のケイ酸カルシウムと結合し,コンクリートの中性化を促進させます。中性化が進行すると,コンクリートの強度が著しく減少し,コンクリート内部のpHを低下させることになります。

 コンクリートのpHが低下すると,鉄筋表面に形成される不動態被膜が脆弱となり,鉄筋の腐食が進み錆の発生や膨張の原因となる.構造物全体の強度が低下し,コンクリートの爆裂を招く原因となるのです。


 特に海岸や沿岸域では,海水中および気中から恒常的に高濃度の塩化物イオンの供給を受けやすく、このような環境にあるコンクリート構造物に対し,ナノレストプロテクトの表面含浸工法は極めて有効に機能します。


 コンクリート構造物にナノレスト・プロテクト(あるいはナノレスト・サプリ)を塗布することで,以下の効果が得られます。


(1)塩化物イオンを表層に留める

(2)塩化物イオンの内部への侵入を抑制する


・コンクリート構造物の塩化物イオン対策

 海岸・沿岸域におけるコンクリート構造物は,常時外部から塩化物イオンが供給される環境にあるため,構造物の耐久性を向上させるにあたり,より積極的な塩化物イオン対策が必要となります。


塩化物イオン対策の要点は、「塩化物イオンの侵入を阻止すること」と「内部に侵入した塩化物イオンとコンクリート成分との反応を阻害すること」の二点に集約されます。


・塩化物イオン対策としての表面含浸工法の有効性

 ナノレスト・プロテクトおよびナノレスト・サプリは共にコンクリート内部に浸透し,コンクリート内部の未水和のケイ酸カルシウムや骨材成分中のアルカリ金属類と結合しコンクリートを安定化させます。このことから,塩化物イオンが内部に侵入した場合でも,塩化物イオンの反応を阻害します。塩化物イオンの結合相手が不在となるため,塩化物イオンはやがて気中または水中に放出されることとなるのです。


 また,ナノレスト・プロテクトおよびナノレスト・サプリを用いた表面含浸工法の利点は,従来のコンクリート構造物の製造工法に対し大幅な変更を加えずに済むという利点があります。構造物の表面全体を塗布することで,従来の規格のコンクリートの耐久性を向上させることが可能となるのです。



姉妹品:ナノレスト・サプリとの組み合わせ

打設後1年以内のコンクリート

コンクリート表層部の蒸発が促進されるとセメントの水和反応が不足し、密度が低いまま表面が硬化してしまうことがあります。水和結晶密度の低い部分からは、さらに微細空隙内部に存在する水和セメントペーストからの吸着水(ゲル水)の消失が進み、それに伴い体積の減少によってひび割れが発生することもしばしばあります。

そのため、若いコンクリートにはナノレスト・サプリを塗布することにより、早期にコンクリート内部が安定化します。その後に、ナノレスト・プロテクトを塗布すると非常に安定した遮水層が長期的に形成されます。

若いコンクリートにナノレスト・プロテクトのみを塗布した場合には超撥水効果は早期に減少する場合がありますが、遮水層が長期にわたって持続しますので、心配は要りません。が、新築の場合には下記の施工手順が最も理想的でとなります。


コンクリート型枠脱型後にナノレスト・サプリを塗布する。塗布目的は上記の注意事項をご参照。

コンクリートの初期強度が発現した後にナノレスト・プロテクトを塗布する。塗布目的は上記の注意事項をご参照。





表面含浸材について

表面含浸材には、ケイ酸系とシラン系と呼ばれる2つの大きな区分があります。


「シラン系」という呼称で包括される表面含浸材の大きな特長は、コンクリート表面にR(Si-O)構造を形成し、撥水性能を付与することです。ポリシロキサン骨格の主鎖である(-Si-O-Si-)の無機結合は、非常に強固で安定した構造になっています。また無機のため紫外線の影響を受けません。なぜならば、シロキサン結合はその結合エネルギーが101Kcal/molであるため、紫外線(300nm)の持つ85Kcal/molでは解離しないためです。この無機部の表面に有機側鎖として、撥水基としてデザインされた官能基(R)が付与され、無機/有機ハイブリッド高分子を硬化時に形成する液剤が、いわゆる「シラン系」表面含浸材です。


たとえば現在、市場で主流とされるシラン系表面含浸材には、アルキルアルコキシシラン系、アルキルシリコネート系などがあります。これらは、撥水効果をもたらす官能基=撥水基(R)部分が、主にアルキル基(CnH2n+1)またはアルキル基を有する構造になっています。この官能基=撥水基(R)部分は、先に述べたとおりカーボンを含む有機物であり、紫外線による影響を徐々に受けることになります。


ナノレスト・プロテクトについては、この官能基(R)について、高い撥水性能を発揮しながらも、安定性が高く紫外線の影響を受けにくいようデザインされています。

「シラン系」と括られる製品カテゴリにおいても、この疎水基(R)箇所の構造が異なる点をご理解ください。


また、ナノレスト・プロテクトは、いわゆるシラン系の特長である「コンクリート表面での撥水効果」だけではなく、内部に浸透してコンクリートの吸水防止効果を高める成分が配合されています。そのため、ナノレスト・プロテクトをコンクリートに塗布することで、「超撥水層」と「吸水防止層」の2層が形成され、これが「遮水層」として機能するのです。






◆本資料の内容は、一般的な施工概要です。実際の現場状況によって、適切に内容を変更する必要がございます。


◆本製品は、現場施工を中心とする湿式建材なので、施工現場の状況により仕上がりが均一にならない場合がございます。また、施工を行う下地(コンクリートやモルタル・アスファルト等)の条件がすべて異なるため、必ず試験施工を行い、問題がないことをご確認の上、本施工を行って下さい。


◆セメント系湿式材料は、気温・湿度・風の強弱・直射日光の有無・養生期間等、様々な要因により、仕上がった風合いが異なることがございます。




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