広大な守備範囲

ウルトラグラウト。何という大げさなネーミングでしょう。名付け親の私が言うのだから間違いなく大げさ。親しみやすい上にインパクトがある名前にしようと名付けました。しかし、大げさではなく、お使いいただいたお客様からの反響は、過去になくウルトラ級にお褒めの言葉をいただいています。久しぶりのブログ更新は、ウルトラグラウトのウルトラな反響についてです。

ウルトラグラウトの商品説明ページはこちら。http://p.tl/pqw6

スタンプコンクリート・レイヤード工法の説明ページはこちら。http://p.tl/hxW8

ウルトラグラウトの最大の特長は、幅広い守備範囲でしょう。壁面のカービングやスタンプを行うのに最適な特性を持ちながら、床のスプレー工法にも使用できます。しかし、今回はレイヤード工法に使用したときの反響に限定してご紹介しましょう。

レイヤード工法ってなんだ

まずはレイヤード工法のおさらいから。一般的なスタンプコンクリートは、生コンを10㎝以上の厚みで打設し、生コンそのものに着色し、型押し成形を行う工法です。つまり、生コンで基礎を作り、基礎そのものを加工するという合理性が特長になります。

しかし、既に生コンが打設されている場所に施工したい場合は困ったことになります。一般的な生コンは直径25㎜ほどの砂利が含まれています。少なくとも砂利の寸法の3倍の厚み、つまり75㎜以上の厚みで生コンを打設する必要があります。既存のコンクリート床のうえに75㎜も上乗せしても構わないような物件は滅多にありません。そのため、リフォーム等で生コンを新規に打設しないような物件でのスタンプコンクリートは諦めることが多いのです。

コンクリートがダメならモルタルを打設すれば良いじゃないかというご意見もあります。確かに大正解なのですが、なかなか一筋縄にはいきません。

スタンプモルタルは厄介モノ

かなり乱暴に言いますが、モルタルに砂利を加えたものがコンクリートです。つまりモルタルには大きな石(砂利)は含まれず、砂のみを骨材として使用します。その為、コンクリートと比べて薄く塗り付けることができます。25㎜ほどの厚みが使いやすいでしょう。しかし、なかなかどうして難しい工法なんです。(如何に大変なのかは、別の機会にまとめたいと思います)

何といってもモルタルは薄いため、「むらっ乾き」と呼ばれる状態になりやすいのです。これは、部分的に水分が極端に失われてしまったり、逆に水が引かずに極端に硬化が遅くなる場所が発生したりする現象です。これは、ただ下地としてモルタルを仕上げるだけならばそれほど問題にはなりませんが、スタンプコンクリート(厳密にはスタンプモルタルですね)のように着色したり型押しを行う場合には大きな障害になります。何とか苦労して作業を終わらせた後も、剥がれたり、ひび割れたりのトラブルが続いてしまい、”もうスタンプモルタルなんか二度としたくない”なんて声も聞かれます。

ところが、ウルトラグラウトを使用したスタンプモルタル(スタンプコンクリート・レイヤード工法)は別世界の施工性と美しい仕上がりが得られます。ここで、現場からいただいた絶賛の声をご紹介します。

リキッドカラーで着色してから塗り付けるため、ハードナーを散布する手間とハードナーを押さえる手間がなくなった。この二つの工程が無くなると本当に楽になった。その上、継ぎ目の補修等でいじくっても同じ色だから、手直しがもの凄く楽。もう生コンのスタンプなんかしたくないくらい。

 

半信半疑で自宅の駐車場に塗ってみました。5㎜厚のところは剥がれても仕方ないと思ってましたが、ガンガン車が乗ってもまったく問題ありません。本当に強いですね。

現場の作業時間に制限があるため、まだ硬化が甘い段階で無理してスタンプ作業したんですが、パターンマットとの剥離性が抜群で、レイヤードの材料が付着してきません。そのため仕上がりが抜群に綺麗で、施主さんにお褒めの言葉をいただきました。

翌日の朝から荷物の搬入があるので、速く硬化させる必要がありました。ウルトラグラウト専用の硬化促進剤を使ったら、型押しまでの時間も半減したうえに、翌朝にはかなり強度があがりました。本当に助かりました。

生コンを打設してしまうと、すべて生コンの硬化に合わせて作業することになります。レイヤード工法だと、自分たちのペースで材料を練ることができるので、丁寧な仕事ができるのが最高です。また、硬化後にスポンジ下駄で入っていき、ブラシやナイフを使ったカービングが楽にできるから手直しがもの凄く楽です。型押しの失敗があっても簡単にリカバリーが可能ってのは、とっても大事なポイントですね。

このように、現場で実際に作業を行ったからこそ実感できるウルトラグラウトの扱いやすさを、1人でも多くの方に体験していただきたいと思っています。